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2019年4〜6月売り上げランキング!

日本国内約5万人と日本国外約1万人のシカクファンのみなさん、こんにちは!(シカクは最近海外発送に対応しはじめたので、日本国外にも幅を利かせるようになりました)

もう7月も半ばだというのに、やけに涼しいですね。暑いと毎日文句を言うわけですが、ここまで涼しいとそれはそれで寂しい気持ちになります。あと作物とか気象とか大丈夫なんでしょうか。飲料メーカーやアイスメーカーも困りそうです。でもコミケは多少快適になりそうですね。あの暑さはいけません。よく今まで人が死んでいないものです。

そんなことはさておいて、シカクの最新売り上げランキングの発表です!夏の連休中に読む本の参考に、ご活用ください!!

※シカク出版・シカクオンガクの商品は除いたランキングです。
※同一作家の本が複数ランクインした場合、最も売れたタイトルのみを掲載します。


第10位 終末オトナ遠足「終刊オトナ遠足」

珍スポット愛好団体「終末オトナ遠足」に参加するメンバーの中から選りすぐりの猛者たちを集め、2年の歳月をかけて完成させた合同誌!

珍スポット、珍仮装、地獄寺、廃墟、カップ酒、隧道、ボロアパート、アーケード商店街……などなど、ひとつのジャンルにくくるのが難しい、だけど特定の人たちの心を鷲掴みにする場所やモノについて、個性豊かなメンバーが自由に書いています。

表紙に「旅するオトナの秘密のしおり」とあるように、取り上げられている題材も地域も幅広く、遠足のしおりとしてこっそりカバンに忍ばせて出かけたくなります。お盆休みにどこかに行こうかな〜と考えているあなた、今年はこの本を参考に気の合う仲間と珍旅行なんていかがでしょう?

★「終刊オトナ遠足」ご購入はこちらから★


第9位 スズキナオ+パリッコ「椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門」

シカクのスタッフとしてもおなじみスズキナオさんと、酒場ライターとして最近独立したパリッコさんの飲酒ユニット「酒の穴」の最新書籍!

そもそも「チェアリング」という言葉自体、初めて聞いたという方も少なくないでしょう。チェアリングというのは、

こういう感じで、アウトドア用の軽量イスに座りながら、野外で酒を楽しむ新しい飲酒アクティビティです。二人が冗談半分で言いはじめた言葉がどんどん一人歩きして、ついに一冊の本にまでなってしまったというのですから、世の中わかりません。

本書ではチェアリングの基本的な楽しみ方はもちろん、チェアリングに興味を持ってくれた豪華ゲストの方々とのチェアリング実践レポート、チェアリングをさらに快適にする便利グッズの紹介などなど、盛りだくさんの内容です。

「いや、それ本当に楽しいの?」と半信半疑の方もいらっしゃるかもしれませんが、騙されたと思って一度やってみてください。想像以上になんかいいです!

★「椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門」購入はこちらから★

★酒の穴(スズキナオ+パリッコ)の本 シカク出版からも好評発売中!★


第8位 ラショウ・香山哲「すこし低い孤高」

「心のクウェート」作者の香山さんと、イタチョコシステム代表・現代美術家のラショウさんの対談本。2018年の年間ランキングで1位の本書、今でも根強いロングセラーとして売れ続けています!

「500年に1度の天才」みたいな類い稀な孤高ではなく、もっと気楽な低い孤高を目指す生き方についてを語り合った本。二人とも大きな組織にも属さず、めちゃくちゃ有名になってるわけでもないけどなんだか楽しく生きてこれている、そのノウハウや考え方がたくさん披露されています。

かくいう私も競争社会的な大きな流れに乗っかれず、また乗っかりたいかと言われると、うーん……と悩んでしまうような生き方をしているので、ためになったり、励まされたり、勇気が持てたりする部分がたくさんありました。

社会と自分との距離を測りかねている人、好きで創作活動をしているはずなのになんだか不安な人、なんとなく生きあぐねている人にぜひ読んでほしい本です。

こちらで一部試し読みができます!

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第7位 「八画文化会館vol.7 特集:I ❤ Pachinko Hall パチンコホールが大好き‼」」

コアなファンを持つ終末的観光雑誌「八画文化会館」最新7号がランクイン!ロードサイドを車で走っているとたびたび見かける、パチンコホールの総力特集です。

看板や外観・内装はもちろん、パチンコ盤面やマッチ、マスコットキャラクターやフォントなどの細部まで、パチンコホールの鑑賞ポイントをたっぷり紹介。現役稼働しているホールの案内も掲載されているので、ガイドブックとしても使えます。廃業したホールの写真も、独特の趣があってこれまた良い。

昭和の娯楽の名残でもあるパチンコホールの魅力に、本書を通して触れてみてください!

★「八画文化会館 vol.7」ご購入はこちらから★


第6位 裏パネOLらんちゃん「ハメる女2」

顔ハメパネルってご存知ですよね。観光地とかテーマパークにある、人や動物の絵が描かれたパネルの顔の部分が穴になっていて、裏から顔をハメることでボードに描かれたキャラクターになりきれる、アレです。
その顔ハメパネルに顔をハメている自分の姿を、パネルの裏側から撮った写真を集めた写真集が、こちらの「ハメる女2」です!
ちなみに1号は入荷後即完売&すでに絶版の大人気シリーズ。

作者のらんちゃんがこの活動を始めたきっかけについて、Twitterでこのように仰っていました。

『顔ハメって、穴の位置に顔を合わせなきゃいけなくて、体勢がキツくなることが多いんですよね。そんな辛いハメ体勢を記録に残そうと思い友人に撮ってもらったことが裏パネOL誕生のきっかけでした。
もともと顔ハメ看板が好きで出会うと必ずハメて前から撮ってるんですが、すっかり後ろからも撮る癖がついてしまって、今に至ります。
元々は「辛い体勢を撮る」が目的だったけど、最近は辛くなくてもとにかく後ろから撮らなきゃ気がすまなくなってきました。』

文明が発展すると、人間はこんなに多様性を帯びるんですね。
ちなみに撮影は基本的に一人で、三脚をセットしてセルフタイマーで行っているそうです。強い心と苦しい姿勢で顔をハメるらんちゃんの姿を存分にお楽しみください!

★「ハメる女2」ご購入はこちらから★


玉置標本「家庭用製麺機 USER GUIDE」 

グルメライター玉置標本さんの大人気シリーズ「趣味の製麺」。バックナンバーもずっと売れ続けているシカクのベストセラーですが、こちらはその別冊号、家庭用製麺機のハウツーガイドです!

「製麺機」と聞くとパスタマシーンと混合されがちですが、まったく別のもの。電力は使わず、ハンドルを手で回すとふたつのローラーが回転し、その間に生地を滑り込ませることで簡単に手打ちと同じ麺を作ることができるというものです。

基本の使い方やメンテナンス方法、購入方法など、唯一無二の情報がふんだんに盛り込まれており、とりあえずこれ1冊あれば誰でも快適な家庭用製麺機ライフを始めることができます。

料理が好き&ちょっと変わった調理器具が好き、もしくは麺が大好きなそこのあなた!本書を参考に自家製麺ワールドへと踏み出してみては?

★「趣味の製麺」シリーズ ご購入はこちらから★


第4位 tamazo「植物激烈地繁殖的台灣的公寓 〜台湾の集合住宅探訪〜」

日本在住の団地マニアですが、台湾の集合住宅の魅力に魅せられて年に何度も渡航しては写真を撮りまくっているtamazoさんの写真集!

観光地や繁華街ではない、ふつーーの台湾の住宅写真が延々と掲載されているのですが、これがなんとも最高。日本と似ているようでだいぶ違う、南国らしさとか、牧歌的な雰囲気とか、適当さとか、そういった等身大の「台湾っぽさ」がたっぷり詰め込まれています。

レトロ建築や夜市とも違う、こういう普通の台湾住宅地写真はありそうでなかなか見つからないです。でも台湾に行ったことがある方なら「こんなんだったなー!」と懐かしい気持ちに浸れること間違いなし!

★「植物激烈地繁殖的台灣的公寓 〜台湾の集合住宅探訪〜」購入はこちらから★


第3位 ムサシノ工務店「昭和街道 特集:高密度建築群」

前回3位に入った「昭和街道」、衰えない人気ぶりで今回も3位にランクイン!
日本中の、10年後にはなくなっているのでは?と思われる懐かしい風景を集め、アーカイブ化するシリーズの第2巻です。

毎回違った特集に応じた風景を紹介しており、今作の特集は「高密度建築群」。長屋やアーケード商店街など、それほど広くない敷地にわちゃっと古い建物がひしめきあっているようなエリアを多数紹介。
観光ガイドには載らないけれど、人々のありのままの暮らしが息づいているような、魅力的な風景ばかりが収められています。

「高密度建築群」の前号の特集は「消える商店街」で、これもまたノスタルジックでたまらない味わいの風景だらけですので、ご興味のある方はチェックしてみてください!

★「昭和街道」シリーズ ご購入はこちらから★


第2位 逢根あまみ「ラブホの手帖1」

第2位は、前回ランキングで1位に輝いた「ラブホの手帖」!個展終了後も根強い人気で売れ続け、高順位をキープしました。

著者の逢根あまみさんは、昭和ラブホの研究家として全国各地に残るゴージャスな内装のラブホを巡り、記録する活動をしている方。「あまみのラブホ探訪」という、昭和ラブホテルのゴージャスな内装やバックグラウンドを紹介するシリーズをこれまで3冊刊行しています。
この「ラブホの手帖」ではそこからさらに踏み込み、見過ごしがちなラブホテルのディティールを伝えています。

味わい深いレタリングに、意味深なメッセージの数々。あまみさんいわく、ラブホテルという特殊な場所だからこそ、メッセージにどういう意図がこめられているか、どういうシチュエーションを想定されているかなどの想像力がかきたてられ、一層面白いんだとか。

業態とオーナーの高齢化ゆえインターネットにも情報が少なく、施設の特徴ゆえ誰でも気軽に入れるわけではない昭和遺産ラブホテル。また近年どんどん数を減らしています。あまみさんの本を読んで興味の湧いた方は、ぜひ実際にホテルを訪れてみましょう!友達同士で行っても、内装がすごすぎて意外と照れないぞ!!


さくらいみか「旅に出たくな〜る しまね’19」

そして第1位は、デイリーポータルZなどで活躍するライター・さくらいみかさんによる超個人的見解島根ガイド「旅に出たくな〜る しまね’19」です!!

島根出身のさくらいさんが観光ガイドブックに取り上げられるようなスポット以外の島根の面白さを取り上げた本書。表紙に「どうでもいい情報満載」とありますが、どんな情報が載っているかというと、こちらの目次をご覧ください。

「空港多いのかも問題」「『サンライズ出雲』のシャワーが楽しい!」「観光のついでに『酒ゴリラ』へ行こう」「山陰での『藤原』の読み方」……
本を開いた一番最初のページから、そもそもの前提がピンとこないコンテンツや聞きなれない単語が満載。
しかしページをめくると、自力で探そうと思ってもなかなか見つけることができない島根の魅力がザクザクと出てきます。

また、現在東京に住んでいるさくらいさんが感じた「都市と地方の文化格差」について描かれた漫画も掲載されており、これがめちゃくちゃ面白い。(Twitterで話題になっていたので、これだけ読んだことがある人も多いかも!)

都市部まで伝わってこない島根のガラパゴスな魅力がたっぷり詰まった本書を片手に、島根に行ってみよう!酒ゴリラを探そう!

「旅に出たくな〜る しまね’19」購入はこちらから★


以上、4〜6月のランキング、いかがでしたか?

今回はローカルな場所の魅力にフィーチャーした本が数多くランクインしました。シカクの周りの人やお客さんは、長期休暇となると車を走らせて変なローカルスポットに行く人が多いので、そんな皆さんがお盆休みの参考資料として買ってくれたおかげかな、と思ったりしています。

ちなみに私はお盆はどっぷり仕事です。旅行or帰省で大阪に来るみなさん、珍スポもいいけどシカクの店舗にも遊びに来てくださいね!!!


最後に、シカクの自社商品のお知らせです!

7月27日〜8月25日まで、ゆかりの作家さん20名をお招きし、オリジナルデザインのTシャツを展示販売する「シカクのTシャツ展」を行います!

【参加作家】石山さやか/うえむら/牛尾友美/香山哲/北村みなみ/小骨トモ/シカトコ/スケラッコ/zuck/ちやじ/Chou Yi/中村一般/西村ツチカ/BRIDGE SHIP HOUSE/ヒダカナオト/ポッポコピー/mugny/ラズウェル細木/りかちゃん/嘉江

どうです、素敵なメンバーでしょう。そしてその会場で展示販売するTシャツは、通販でも購入することができます!

大きい画像や詳しい購入方法は、特設サイトをご覧ください!英語サイトも頑張って作ったので、海外のお友達にも教えてあげてね!!

★シカクのTシャツ展 特設サイトはこちら★


それでは、次回のランキングはまた3ヶ月後に発表しますのでお楽しみに!
暑さに負けずによい夏を!!

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