こんにちは、シカク代表のたけしげです!
ランキング記事、久しぶりの更新になってしまいました……集計はしていたのですが、記事にする余裕がなかなかなくて!世間を賑わせてるアイツのせいで!!
シカクも現在店舗をお休みして、通販とバーチャル営業だけで頑張っております。(詳しくはこちら)
先が見えないことこの上なしですが、なんとか死なずに頑張っていきたいので、気になる商品がありましたら、無理のない範囲でぜひお買い物していただけると嬉しいです。
※シカク出版・シカクオンガクの商品は除いたランキングです。
※同一作家の本が複数ランクインした場合、最も売れたタイトルのみを掲載します。
第10位 牧ヒデアキ「浴槽というモノリス」
不要になった浴槽が、その耐久性の高さゆえに農作業用に再利用されていたりする、あるいはそのまま打ち捨てられていたりする、という様子を撮影した写真集です。
かつては綺麗な水が張られていたところに、今は汚れた雨水がたまり、でも不思議とその姿には美しさがあるように思えます。廃墟の美しさにも通じるけど、もっと日常的な風景です。
本書に収録されている写真はそのほとんどが愛知県で撮影されていて、それも面白いです。全国に同じようなものが無数にあるのかもしれないと思うとワクワクしてきます。
また、この本は一冊ずつ手製本されており、その気合の入りようも素晴らしいです!
第9位 春菊・麗日「OSAKAN SOCIALISM」
今の大阪の景色の中から社会主義的な風景を切り取るという独自の視点を持った写真集です。
単にそのように見える風景ということではなく、大阪の歴史や政治的な変化も考察した上で大阪の都市景観に別の視点を与えようとしているところが興味深いです!
いま、大阪という都市は、2025年に再び訪れる万博を前に大きく変わろうとしている。ただ、その最中でも、「ここではないどこか」の影は、観光ガイドや名建築ガイドには載らない、匿名的な風景のなかにひっそりと射しているのではないだろうか?
公式紹介文より引用
普段、美的には見落とされがちな、薄暗い大阪の風景を揺らぎのなかで眺め直してみる。すると、思わず「社会主義的」と形容したくなるような幻視の瞬間がたしかに存在する。そうした瞬間の積み重ねによって、この小さな写真集は生まれた。
第8位 へちまたろう「火の見櫓 – 孤高たる街の守り人」
江戸時代に生まれた、火災を監視するための塔「火の見櫓」。
なんとなくその形をイメージすることができても、ディテールまで思い描ける人は少ないのではないでしょうか。
本書は今急速に姿を消しつつあるという火の見櫓の詳細について紹介してくれます。
「屋根」「屋根飾り」「半鐘」などなど、細かい部分にそれぞれ個性があることがわかります。
火の見櫓を建築作品として捉え直すような一冊です!
第7位 ピストン藤井「郷土愛バカ一代! 1 ~ホタルイカ情念編~」
富山県を拠点に活動するライター・ピストン藤井さんが富山県の魅力を掘り下げるミニコミシリーズの第一号。
県内の珍スポットや、まるで当たり前のように変なことをしている人々を紹介しているのですが、斜にかまえた態度でからかっている感じじゃなく、丁寧に現場の人々の話を聞き、さらなる魅力を引き出している取材姿勢に感動します。
ビリヤード場「玉突」の店主を務める83歳の「女」、水野田さんに密着した記事がとにかく面白い。笑えるミニ企画なども満載で、これはもうローカル雑誌を一人で全部作ってる状態!頭が下がります。
★「郷土愛バカ一代!」シリーズ&藤井さんの本ご購入はこちらから★
第6位 蛾売りおじさん「ポンポンで作るお蚕様キット」
蛾を愛するあまり、刺繍や絵画作品で蛾の魅力を再現し、その完成度の高さから熱狂的な支持を集めるアーティスト・蛾売りおじさんによる、「ポンポン蚕」を簡単に制作できるキットです。
このキットさえあれば、あとはご家庭にあるハサミを用意していただくだけで二頭のお蚕様(写真のようなイメージです)を作ることができます!
お子様や手芸が苦手な方でも簡単に作れますので、ぜひご家族やご友人と(もちろん一人でも)お楽しみください!
第5位 ドム連「ドムドム応援マガジン DOMain(ドメイン) 創刊号」
国産ハンバーガーブランド・「ドムドムハンバーガー」の魅力を解剖する「ドム連」によるファンジン、「DOMain(ドメイン)」の創刊号です!以前発売していた「vol.00」を増補し、ドムドム各店を紹介する「ドムさんぽ」のコーナーも大幅に拡大。これさえ持っていればドムドムハンバーガーのことは大抵わかります!
※掲載されているメニューや店舗情報は発売当時のものです。
第4位 ムサシノ工務店「昭和街道3 特集:老練ビルヂング」
日本の古い町並みを撮影した写真を多数紹介している『昭和街道」シリーズの第3弾です。
「特集:老練ビルヂング」と題された今作では、高度経済成長期に建てられ、現在は老朽化して渋い味わいに仕上がったビル群を紹介しています。
中国・四国・九州地方の雰囲気のあるビルばかり。ビル好き、古い町好きな方はぜひ!「ゲタばき団地」も紹介されています!
第3位 松村大輔「まちの文字図鑑別冊 商店街看板めぐり」
2020年1月、シカクで開催した「エエ文字展」にて発売した新作ZINE。全国各地の商店街を彩る統一規格の看板を蒐集・考察した1冊です。
見ているだけで足取りが軽くなりそうなたのしい文字やデザインがいっぱい詰まっています。
著者の松村さんはこれ以前にも、町に潜む文字を集めた本やグッズをいろいろと作られています。ぜひそちらもチェックしてみてください!
第2位 香山哲「心のクウェート」
香山哲がドイツ・ポーランド周辺に滞在し、思ったことや感じたことを紀行文として落とし込む際に「心のクウェート」という安寧の地を求めて旅をするというフィクションを混ぜながら書いた紀行滞在記。
架空の地である「心のクウェート」へ思いを馳せながらも、自分が滞在しているヨーロッパの生活様式、考え方、ニュースなどでは表面化しない倫理的なものの考え方などを紹介している。
発売時からずっと売れ続けているロングセラーですが、本作の後継作といってもいいかもしれない漫画「ベルリンうわの空」が書籍化・大評判となったことにより、再びランキングに返り咲きました!!
特に最近のコロナ騒ぎは、日本と諸外国を比べるまたとない機会。ぜひ香山さんの本を読んで、自分の暮らしや社会のあり方を見つめ直すきっかけにしてください。
第1位 紀ノ目「フェルミ・パラドックス」
「ロジカとラッカセイ(新潮社)」が人気のマンガ家・紀ノ目さんのSF短編漫画集。
「ロジカとラッカセイ」のアナザーエピソードなどを収録しています。
世界観はずっとどこか寂しげですが、そんな中にほっと心が安らいだり人の温もりを感じる瞬間がきらめいている、不思議な読み心地の作品です!
「ロジカとラッカセイ」もお取り扱いしておりますので、ぜひあわせてチェックしてみてください!
いかがでしたか?? 今回もクセの強い商品だらけでしたね!
そんなクセ強だらけのシカクですが、クセが強すぎて「どの本を選べばいいかわからない……」という声がお客さんからよく寄せられます。
そんな悩みにお答えして、ドキドキの選書パックが登場しました!!
1500円〜1万円まで、あなたの予算とアンケート回答に応じてオススメの本を選ぶパックです!
セット内容に応じて冊子やクーポンの特典もあり。選書をするスタッフの指名もできます。
また全てのパックに特典で、私・代表たけしげが書いた3月中旬ごろの営業日誌がつきます!画像の通り本当にただの日記ですが、ただの日記を好むツウな人がシカクファンには多い気もしたので作りました。
シカクで買い物したいな〜と思いつつなんとなくできてなかった方、買い物はしてるけど新規開拓したい方。ぜひご注文をお待ちしています!
ちなみに今通販でお買い物をすると、「スズキナオのこの本を読め!」冊子がもれなくもらえます!
メルマガで連載中の人気コーナーを厳選・抜粋したものに、スタッフが撮影した数年間のナオさん写真が全ページ掲載された楽しい冊子。ナオさんファンはぜひゲットして自慢してください!
皆さんも体調にお気をつけて、生き延びましょう!!それではまた!!